金馬「孝行糖」親孝行が褒められご褒美が与えられた時代

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「やっぱ、江戸の庶民の暮らしがボクはうらやましい」
「人が輝いている時代」ボクはそう思っている。

金馬「孝行糖」親孝行が褒められご褒美が与えられた時代

親孝行が徳として、褒められたり、お上からご褒美がもらえるなんて、理想的じゃないですか?勉強が出来なくても親孝行の子どももいるかもしれません。でも、今は、勉強ができると一目置かれるけど、親孝行はどうなんだろう?

江戸火消しの文化を今に伝える江戸消防記念会の「木遣り」

 

 

 

 

 

 

今日5日、ボクは、新宿区新年賀詞交歓会に出席してきました。その式典に、名誉区民の三遊亭金馬師匠の落語が花を添えてくれました。

金馬師匠の落語、演目は「孝行糖」。
師匠は4代目だが、この「孝行糖」は3代目金馬の十八番。

あらすじ ちょっとお頭(おつむ)は弱いが、たいそう親孝行与太郎さん。褒美にお上から青ざし五貫文を頂戴した。長屋の大家はこの金を元手にして、与太郎の身の立つように小商いでもさせたいと町内の衆に相談。昔、大阪の役者の嵐璃寛と江戸の中村芝翫の顔合わせが評判を呼んだのを当て込んで、璃寛糖芝翫糖という飴を売り出して流行ったことがある。それを真似て与太郎にを売らせることになった。

早速、飴の名を「孝行糖」と名づけ、町内の連中が着物、頭巾から鉦(かね)、太鼓を揃えてくれた。売り言葉、お囃しも与太郎さんに丸暗記させて、いざ孝行糖を売り歩くことになる。鉦(カネ)太鼓で囃しながら、「チャンチキチ スケテンテン、孝行糖、孝行糖~。孝行糖の本来はうる(粳)の小米に寒晒し、かや()~にぎんなん(銀杏)、ニキ(肉桂)にちょ~じ(丁子)、チャンチキチ スケテンテン、昔々唐土(もろこし)の、二十四孝のその中で、老莱子(ろうらいし)といえる人、親を大事にしようとて、こしらえ上げたる孝行糖、食べてみな、こりゃ、美味しいよ、また売れた、たら、嬉しいね」と、派手に陽気に売り回った。この飴を買って食べさせるとあやかって子供が親孝行になるという噂も加わって大評判となった。

与太郎さんも張り合いが出て、商売が面白くてしょうがない。今日も相変わらず「孝行糖、孝行糖・・・・チャンチキチ スケテンテン」と、鉦と太鼓で声を張り上げながら、江戸市中で一番やかましい水戸さまの屋敷前を通りかかる。そんなことは知る由もない与太郎さん、「孝行糖の本来は、うるの小米に寒晒し・・・・」と、お構いなしだ。
門番 「妙な奴が来たな。通~れっ」

与太郎 「むかしむかし唐土の、二十四孝のその中で」

門番 「行けっ!」

与太郎 「食べてみな、おいしいよ」

門番 「ご門前じゃによって鳴物はあいならん」

与太郎 「♪チャンチキチン」

門番 「ならんと言うに」

与太郎 「♪スケテンテン」

門番 「こらっ!」

与太郎 「♪テンドコドン」、たちまち六尺棒でめった打ち。通りかかった人が門番に謝って、与太郎さんを逃がし、痛がる与太郎さんに、

通行人 「どこをぶたれた」

与太郎 「ここぉと~(孝行糖)、ここぉと~」

引用:http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/koukoutou.html

この時代、親孝行で褒められて、ご褒美が奉行所からもらえたんですね!「孝行の徳」
それもすごいことなんだけど、この与太郎のために、取り巻く人が、彼の将来を考えて、与太郎のできそうな商売を考えてあげる。

与太郎も素直なので、言われた通りに・・・・
何ができるわけでもなくても、お母さんに孝行することで、与太郎はみんなに認められて愛されている。

 

実は、この話のマクラは、売り子の情景、最近聞かなくなった焼き芋売りのように、江戸の庶民生活には、納豆売りとか豆腐売り、金魚売り、いわし売り、様々な人が出入りして、それぞれの売り方(売り声)が、身近にあったことから入る。

今は、納豆も豆腐も、いわしも大根もゴボウも、スーパーで買い物してしまっているし、インターネットでありとあらゆるものが手に入るようになってしまったけど・・・・

人を通して、物が動いていた時代。人の手から人の手へ・・・声から声へ

「人が輝いている時代は来るのかなー」

「孝行の徳」・・・江戸の庶民の生活を実際に味わったわけでも、見てきたわけでもないけど、徳というものを重んじる世の中は素敵です。

厳しい身分制度や様々な規制が、今の時代よりもあったと思います。それでも、喜怒哀楽が見える生活をしていたのでしょう。

生きている実感は、テレビやバーチャルの世界にはありません。

 

あとがき

新宿区の新年賀詞交歓会。三遊亭金馬師匠の落語が聴けただけでも幸せでした。金馬師匠は、昭和4年(1929年)生まれ、満89歳になりますが、とても、快活にお話をされていました。

途中、こんなくだりも

「芸人に上手も下手もなかりけり 行く先々の水に合わねば」

「上手な人が怠けたのより、へたな人が一生懸命やったの方が面白いよってことはままあることで」

「世の中は澄むと濁るで大違い、刷毛に毛があり、禿に毛が無し」

落語って、時に大事なことや面白いことを教えてくれます。

ネットで探したら

こんなすごいのも

世の中は澄むと濁るで大違い、意志が濁ると意地になり、口が濁ると愚痴になり、徳が濁ると毒になる。

金馬「孝行糖」親孝行が褒められご褒美が与えられた時代

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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